16日の早朝に処分保留で釈放された広末涼子
8日未明、交通事故後に搬送された静岡県島田市の病院で女性看護師を複数回蹴ったり腕を引っかいたりした傷害の容疑で逮捕・送検された広末涼子が16日午前6時20分頃、処分保留で釈放された。
「近々釈放されるという情報は入って来ていたので6時頃に浜松西署に到着はしていたのですが、まさかこんな早朝に出てくるとは驚きました」とは地元テレビ局のスタッフ。釈放は速報で生放送中の『ZIP!』(日本テレビ系)などで流され、視聴者の注目を集めた。
「ピンク色のアイシャドーによるメイクが『泣いて目が腫れたようだ』と言われたり、迎えのクルマのドライバーや助手席に座る男性のルックスが『いかつい』とネットを騒がせたり、車内でどういう会話がされたかはわかりませんが、白い歯を見せて笑う広末さんの様子に『もう少し神妙な顔ができないのか』といった声があがるなど、国民的女優の釈放には視聴者からのツッコミに溢れ、その模様は夕方のニュースでまで長尺で報じられました」(ワイドショースタッフ)
広末の“事件”が与えた思わぬ影響
翌17日付スポーツ紙の一面や芸能面も広末釈放関連の記事で埋め尽くされる中、思わぬ方面から「広末さんの件では感謝をしている」との声があがっているという。薬品メーカーの社員が声をひそめて語るには、それは医師や看護師ら医療従事者からなのだという。
「それまでほとんど話題にされなかった“ペイハラ”ことペイシェント・ハラスメントが広末さん逮捕のニュースによって大きく取り上げられることとなったからです。救急医療の現場では、パニックを起こした患者さんが救急隊員や看護師、担当医師らへ暴力をふるったり、暴言を放ったりすることが少なくありません。特に広末さんのように交通事故を起こしてしまった人は気持ちが動転しやすく、そうした行動に出てしまう人が多いようです」
救急医療現場での“ペイハラ”と言えば、12日にスタートした松本若菜主演のドラマ『Dr.アシュラ』(フジテレビ系)の第1話でも、患者役の波岡一喜が松本や初期研修医役の佐野晶哉に暴行を働くシーンが放送されたばかり。同じく救急医療の現場を描いた2024年7月期の小池栄子・仲野太賀W主演の『新宿野戦病院』(同)でも“ペイハラ”シーンが描かれていた。