ショーンK氏(かずさFM公式サイトより)
「ショーンKが復活した」——そんな情報がネット上を駆け巡ったのは、今年3月上旬のことだった。2016年に学歴・経歴詐称が発覚したショーン川上こと川上伸一郎氏(57)が、4月24日に千葉県・君津市民文化ホールで開かれる講演会に登壇することがネットで拡散され、大きな話題になったのだ。
洗練された外見とその物腰の柔らかさで人気を博した川上氏は、かつて数多く活動していたメディアから姿を消してから今に至るまで、どこで何をしていたのか。講演会では何を語る予定なのか。本人を直撃した。【前後編の前編】
〈戦略から成果へ 評論家や思想家であってはならない。不確実性の闇の中、わずかな可能性が突破口へとつながる道筋を照らし、正解のない既知と未知の狭間で大胆な別解を紡ぐ〉──千葉県で開かれる講演会の告知には、このようにある。経営コンサルタントとして『報道ステーション』(テレビ朝日系)などメディアに多数出演していた当時の“ショーンK”を感じさせる告知文だ。
「スーツを着こなし、渋い美声で様々なトピックを流暢に話す姿は人気を博し、2016年にはニュース新番組『ユアタイム』(フジテレビ)のメインキャスターへの抜擢が発表されていた。しかし、その放送直前のタイミングで、『週刊文春』が経歴詐称疑惑を報じました。
語られていた“ニューヨーク生まれのクォーター”や“海外大卒”などの経歴が“嘘”だと報じられると、本人はナビゲーターを務めていたラジオ番組で涙ながらに謝罪。以降、テレビやラジオは降板し、2018年1月放送の『世界見聞録~モンゴルで経済と豊かさを考える旅~』(TOKYO MX)で一度テレビ出演したことを除いては、メディアから離れていました」(芸能関係者)
そんな川上氏には、最近になって変化があった。本人の公式サイトが2024年にリニューアルされていたのだ。プロフィールに記されている肩書は〈経営コンサルタント〉とされ、さらにこう続く。