増田美希子警視長の卒業アルバムの写真。「同性から見ても綺麗だと評判でした」(同級生提供)
「警察庁警備局警備運用部警備2課長というポジションでしたが、警備2課は皇室の警備や国内外の要人警護を担当する専門部署です。安倍晋三前首相の暗殺事件以降に新設された部署で、従来は都道府県警察に任されていた警護計画を中央でチェックする責務を担っています。ここのトップに抜擢されたことからも、庁内で信頼され、そして将来を期待されていることの証と言えると思います」(同前)
そうした経験を積み、満を持して福井県警本部長に栄転を果たした増田氏。別の警察庁担当経験のある記者が話す。
白黒の警察庁で「目を惹く華やかさ」
「彼女は普段から上品なワンピースを着ていることが多い印象です。シンプルながらも高級感があって、ちょっとしたフリルみたいなデザインが施されていることもあり、“ドレス”と言った方がイメージしやすいかもしれません。警察庁にいる職員はほとんどスーツで、白と黒の世界。彼女の服はえんじ色など、決して派手ではないのですが、目を惹く華やかさがあります。
記者対応もとても慣れていますね。言えないことは、絶対に言いません。しかし、そうでないことは話せる範囲で一般論に広げて、組織に差し障りのない形で、こちらの要望にも応えてくれる。とてもハキハキして、印象の良い方です」
頭脳明晰で、かつコミュニケーション力も高い。こうしたエリート官僚の萌芽は高校時代にはすでにみられていたようだ。増田氏が通っていたのは都内の伝統ある中高一貫女子校。同級生が「当時からキリッとした感じの美人で、同性から見ても綺麗だと評判でした」と当時を振り返る。