ASKA(時事通信フォト)
局内でも慎重論
「視聴者の意見を気にしがちな上層部のあいだでも不安の声がある。今回、制作側がここまで踏み切ったのは、ASKAさんを『紅白』の目玉候補として考えているからではないかと言われています。昨年末、B’zが結成36年目にして紅白初出場を果たし、大きな話題を呼んだことで、制作側は1990年代の“J-POP全盛期”のアーティストへの白羽の矢を立てています。
ASKAさん自身も近年、音楽活動を精力的に行ない、今年2月までアジアツアーを実施。『YAH YAH YAH』、『LOVE SONG』といった『CHAGE and ASKA』の名曲を披露し、観客を沸かせています」(前出・NHK関係者)
NHKに事実を確認すると、出演は事実として起用の狙いについてこう回答した。
『ASKA氏は、多くのヒット曲を持ち、今年、マレーシア・台湾と海外公演を開催するなどしていることから、「日本の音楽を世界に発信する」という番組の趣旨や内容にふさわしいと判断し、出演をお願いしました』(広報局)
紅白の大舞台でASKAの姿を見ることができるだろうか。