振袖姿を投稿していた(Instagramより)
蛇口から静かに零れ落ちる雫のように
入社した年に大坪被告が投稿した琉球放送公式サイトのブログ(現在は削除)では、〈誰かが締め切れなかった蛇口から静かに零れ落ちる雫のように、もの惜しげに滴る時を、両手で隙間なく受けながら、そのかすかで柔らかな生温かさを、刺さるような冷たさを、こぼさぬように、流さぬように、一滴ずつ。手の中にぎゅっと収めて大切に刻みたかった〉などと詩的な表現を交え、〈振り返ると時間は短いものですが、私はアナウンサーとして、人は経過する時間の中で、精一杯生きていることを伝えていきたいなぁと思います〉と綴っていた。
仕事への懸命な思いを綴ってからほどなくして事件を起こしたのはなぜか。全容解明が待たれる。
※週刊ポスト2025年5月2日号