眞子さんが着ていたGANNIのアウター。5万6000円(GANNIホームページより)
アメリカでは、加入している保険や州によって、出産で負担する費用が大きく変化する。ただ、ニューヨーク州で弁護士として働く小室圭さんの年収は4000万円に届くとの報道もあり、いくらアメリカが物価高といえど、出産費用で困窮する事態はそうそうないはずだ。
しかし、日米で大きく異なる出産事情に戸惑うことはあるかもしれない。大西氏が解説する。
「日本でも無痛分娩は広がってきていますが、あくまで妊婦が選択するオプションのような扱いです。一方、アメリカでも病院で妊婦の希望を尊重し、『無痛分娩にしますか?』と意思を聞かれますが、約 70 ~ 75%が無痛分娩を選択します。 それほど無痛分娩が、人気のある選択肢として広がっています。
また、基本的にアメリカでは、合併症のない出産後は48時間、帝王切開後は96時間で退院します。日本と比べて入院期間が短いのが特徴ですが、そもそも“最低限のフォローさえ済んだら、早く家に帰りたい”と考える人が多いんじゃないでしょうか。
そのため日本のような手厚い産後ケアは需要が少ないぶん供給も少ないんだと思います。入院期間が長くなると、出産費用も高くなりますしね」(前出・大西氏)
時に文化の違いに悩みながらも、日本から遠く離れた地で、夫婦は強く生きていく。