長女誕生を報告した“3ショット”(インスタグラムより)
1日10時間の睡眠を優先
約30日前に練られた計画通りなのだろう。真美子夫人が無事に出産を終えると、大谷は産休をわずか2日で切り上げて21日の試合から復帰した。
「敵地のテキサスのビジター用ロッカールームには、チームメートに産休を報告していたショウヘイのユニホームや野球道具がしっかりと用意されていた。もともと、無事に生まれたら3日間の休みを使いきらず、すぐに復帰する予定だったようだ。ショウヘイの野球に向き合う姿勢や産休取得の葛藤をマミコは間近で見ていたようだから、彼女も早い復帰を後押ししたんじゃないかな」(前出・ドジャース関係者)
異国の地で産後を過ごす真美子夫人が大谷をチームに送り出せたのは、心強い助っ人がそばにいたことも大きい。
「真美子さんのお母さんです。今年に入ってからロサンゼルスに来て、以来ずっと妊婦生活に寄り添ってくれていたようです。“出産計画”が順調に進んだのも、母のサポートがあってこそでしょう」(前出・在米ジャーナリスト)
真美子夫人が出産したとみられているのは、ロサンゼルスの「シーダーズサイナイ・メディカルセンター」だ。世界中から一流の専門医が集まったセレブ御用達の病院で、病室は高級ホテルのスイートルーム並み。真美子夫人は母の付き添いのもとで出産前後の入院生活を送ったようだ。自宅に戻ってからも、母のサポートは続く。
「ドジャースは5月の上旬と下旬に敵地での連戦を控えていて、大谷選手は月の半分以上は遠征に出てしまう。そうなると、今後も義母の手助けが必要というのが大谷選手の本音でしょう。セキュリティーの観点で、彼らが暮らす豪邸には、外部の人を極力入れないようにしていましたが、義母なら信用できるので安心して試合に挑めます」(前出・在米ジャーナリスト)
わが子の誕生は喜ばしいが、夜泣きや夜間の授乳などが産後の母親を悩ませるケースもある。“父親の協力も不可欠”というのが近年の常識だが、大谷といえば、高いパフォーマンスを発揮するため1日10時間以上の睡眠時間を確保することで知られている。チームメートで先輩パパのエドマンは“睡眠時間が減っても、同じパフォーマンスができる方法を見つけないと”と大谷にアドバイスを送った。
「当然、夜中の育児にも協力する考えのようですが、体調管理も疎かにできません。どうしても睡眠を優先せざるを得ないときには、真美子さんのお母さんがいますしね……しばらくは、育児も自宅での生活も義母頼みになりそうです。感謝する一方、申し訳ない気持ちとの“ジレンマ”を感じているようです」(前出・在米ジャーナリスト)
長女の誕生は、大谷のある変化を印象付けた。きっかけは冒頭の“3ショット”だ。
「私生活をめったに明かさない大谷選手が、足だけとはいえ娘の写真を公開したことに、現地のメディア関係者から“彼は変わった”と驚きの声が上がりました。真美子さんとの結婚以降、大谷選手はインスタの投稿にかわいらしい愛犬のデコピンのスタンプを使うなど、発信において明らかに変化が見られます。“家族写真”ともいえる画像の公開も、真美子さんの存在が影響しているとしか思えない。大谷選手の変化から、夫婦仲のよさが伝わってきます」(前出・在米ジャーナリスト)
昨年、大谷は真美子夫人との結婚について「野球以外のことを考える時間が多くなった」と生活の変化を明かし、好成績を収めた。新しい家族と心強い義母のサポートが加わった今年、さらなる活躍は間違いない。
※女性セブン2025年5月8・15日号