大谷翔平(左)異次元の活躍を支える妻・真美子さん(時事通信フォト)
〈愛する妻が健康で美しい娘を産んでくれたことに、心から感謝します〉。第一子の誕生を報告した大谷翔平(30)が強調したのは妻・真美子さん(28)への溢れる思いだった。異次元の活躍の舞台裏には、「最強妻」の支えがあったのだ。
パパとしての初戦、常に完璧な男が第2打席で肘当てを忘れてバッターボックスに立つというハプニングが──。4月21日(日本時間、以下同)、敵地での対レンジャース戦。ドジャース大谷が3試合ぶりにグラウンドに戻ってきた。スポーツジャーナリストの友成那智氏が語る。
「第一子出産の際はフルで休みを取る選手が多い。カブス・鈴木誠也は妻・畠山愛理さんの日本での出産に立ち会うために“父親リスト”入りが認められる期間を超えて10日間もチームを離れた。それが大谷の場合、移動日を含めて4日間のオフが取れるところ、わずか2日で休みを切り上げた。飛行機で3時間かけてLAからテキサスに移動しての最初の試合はさすがにバタバタしたようです。
家族へのサポートが厚いドジャース側が早期復帰を求めたとは考えられず、現地では真美子夫人が“私は大丈夫だからチームに戻って”と促したのではないかともみられています」
現地では真美子さんを称える声が広がっているという。大リーグ評論家の福島良一氏が語る。
「アスリートと結婚するメジャーリーガーは多く、夫婦で各スポーツの殿堂入りを果たしたカップルもいます。お互いの苦労が理解できるアスリート同士のカップルは理想的とされる。大谷を支える真美子夫人もバスケットで年代別日本代表になったアスリートなので、“スーパーワイフ”として評価が高まっています」
真美子さんは東京都出身。中学校でバスケットを始め、早稲田大学在学中には24歳以下日本代表として出場したユニバーシアードで活躍。強豪実業団にも所属し、2023年限りで現役を引退した。
「性格がよく、優しくて誠実な“愛されキャラ”で、料理の腕前はプロ級と評されます。大谷とは実業団時代に国内の練習施設で出会い、日米の遠距離恋愛で愛を育みました」(スポーツ紙記者)
そんな真美子さんとの結婚発表は、あの“スキャンダル”が発覚する直前の2024年2月だった。
「違法カジノにのめり込み、大谷の口座から約26億円を不正送金した水原一平氏の事件です。水原氏は単なる通訳ではなく、練習相手や運転手、食事先の手配など公私にわたるパートナーでした。そんな人物に裏切られた大谷を真美子夫人がそばで支えました」(在米ジャーナリスト)
真美子さんはその激動のなか、慣れない異国で心が安まる家庭を築いた。
「独身時代の大谷は本拠地のゲームが終わっても球場に残ってトレーニングをしていたが、結婚してから直帰するように。インタビューでも真美子さんへの感謝を口にする。特に朝食にご飯、味噌汁、目玉焼きといった和食が並ぶことを喜んでいます。これまで球場で食べていた食事も自宅でとることが多くなり、いい意味で野球がすべてだった生活が変わったようです」(前出・在米ジャーナリスト)