吉田晴登の意外な経歴や趣味が明らかに
実は長かった芸歴…意外な資格も
──そもそも吉田さんは、どういうきっかけで役者になったんでしょうか? もともと子役として活動していたと聞きました。
「小さな頃から家族と映画を見る機会が多くて、『自分も作品を通して誰かを感動させたり、明日の活力を与えたい』と思い、小学3年生のときに自分から子役事務所に応募しました」
──ということは、キャリア的にはわりとベテランというか……。
「あまり言わないようにしていますが、実は芸歴15年くらいです(笑)」
──所属事務所のプロフィールを拝見しましたが、特技に“乗馬ライセンス3級”とあるのが気になりました。
「小学4年生のころ、この仕事にいかせるんじゃないかと考えて、乗馬を始めました。小学6年生のとき、『蜩ノ記』(2014年公開)という時代劇に出演させていただいたんですが、僕が馬に乗れることを監督に伝えたら、乗馬のシーンが追加されてありがたかったです」
“乗馬ライセンス3級”を持つという
──ほかに殺陣、アクションも特技とのことで、実はかなり動けるタイプなんですか?
「知人に紹介してもらって、スタントチームに混ざってレッスンを受けていました。以前、10メートル以上のところから飛び降りるワイヤーアクションをしたことがありますし、僕が動けるということでアクションを追加してくださった作品もあります。
今後、そういう面もどんどん見せていきたいので、ぜひお楽しみに(笑)。ヒーローものの作品には、ぜひ参加したいです!」
──将棋とタロットカードが趣味というのも、なかなか渋いなと。
「学生時代にやっていたゲームのキャラの影響でタロット占いを始めたんですが、的中率は6割くらいですかね。たまに現場で共演者の方やスタッフさんのことも占っています。あと将棋は小学生のときに2~3年くらい将棋スクールに通っていたんですよ。けっこう昇段もしていたので、今でもそこそこ戦えるんじゃないかな。その派生で、チェスもやれます」
──憧れの役者はいますか?
「山崎賢人さんと坂東龍汰さんです。山崎さんは、日本を代表するような大作で主演を務めていて、そういうふうに大きな責任を背負って世界に挑む姿に憧れます。
また、坂東さんは、幅広い作品のどんな役にも溶け込んでいて、すごく素敵なお芝居をされる方だなと。山﨑さんも坂東さんも、ぜひいつか作品でご一緒したいですね」
──最後に、今後の目標を教えてください。
「繰り返しになりますがヒーローものなど、特技のアクションを生かせる作品にはぜひ参加していきたいです。
あとは、“海外の作品に出演したい”という気持ちも強くあります。10月公開の映画『SPIRIT WORLD スピリットワールド』で、なんとフランスのあの大女優カトリーヌ・ドヌーブさんと共演させていただき、すごく刺激を受けました。本当に、今後の役者人生で二度とないような貴重な経験をさせていただいて……!
将来は、世界に打って出る作品を背負えるようになりたい。そのためにも芯が強い役者にならないといけないな、と思います!」
【プロフィール】
吉田晴登(よしだ・はると)/東京都出身。BOOSTAR ENTERTAINMENT所属。2010年から子役として活動を始め、2023年の映画『18歳、つむぎます』(私の卒業プロジェクト 第4期)で1000人を超えるオーディションからメインキャストに選ばれ、注目を集める。直近では、日本テレビ土曜ドラマ『なんで私が神説教』、5月2日劇場公開の映画『6人ぼっち』などで立て続けに作品を支える重要な役柄で抜擢され、映画・ドラマ・舞台と幅広く活躍。待機作も多く、今後の活躍が期待される。インスタグラムはharuto_yoshida1215
◆取材・文/原田イチボ(HEW)