斎藤知事とも並んで一枚
また、「merchu」がSNS活用プロモーション業務を担当していた広島市役所にも取材した。やはり同社は、家宅捜索を受けた後も仕事を続けていたという。
「『仕事できるのかな』と気になっていましたが、仕事は滞りなくやっていただき、完了しました。業務上は問題なかったと思っています。
(Q:折田氏とやり取りすることは?)主には、担当の方ですね。日々の業務や、SNSにどういった投稿をしたらいいかといったことをやり取りしていました」(広島市役所の担当者)
年度が変わり、広島市役所との契約も終了した。広島市役所は今年度も同じ内容の業務を公募する予定だが、「merchu」は、2019〜2024年の5年連続で勝ち抜き、受注を獲得している。新たに行われるコンペで「merchu」に勝算はあるのか?
「年度が変わり、これから新たに業務を担当していただく社を募集・選定する作業に入っているところです。入札に参加する企業の数は毎年違いますが、10社以上のときもあれば2社ということもあります。
(Q:もし「merchu」がコンペに参加した場合、また業務を依頼する可能性はゼロではない?)そうですね。今年度のことはまだ公表されていませんので、言えない、言いませんけども」(前出・広島市役所の担当者)
折田氏のSNS投稿は完全にストップしているが、「merchu」の公式サイトは現在も存在しており、仕事の問い合わせ先をトップページに記載している。“雲隠れ”しているといわれている折田氏だが、裏方に徹し、今もどこかで黙々と仕事に励んでいるのかもしれない。
彼女が重い口を開き、“選挙のPR活動”の裏側について語る日は来るのか──。