続いては、好対照の母親役を演じているお二人。橋本環奈サン(24才)主演の『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)で橋本サンの母親役を演じるりょうサンと、Hey! Say! JUMPの山田涼介クン(30才)の母親役を演じる松嶋菜々子サン(49才)です。共にファッションモデル出身の女優さんで、いわゆるトレンディードラマから医療ドラマまで、キャリアウーマンを多く演じてこられた印象の強いお二人がお母さん。なんだか感慨深いですよね。
今作でのりょうサン(50才)の母親役は、2022年1月期の『おいハンサム!!(東海テレビ・フジテレビ系)のMEGUMIさん(41才)とか、同年4月期の『ナンバMG5』(フジテレビ系)の鈴木紗理奈サン(45才)、2018年、2019年の『生田家の朝・緑山家の朝』(日本テレビ系)の尾野真千子サン(41才)の“系統”でしょうか。印象的な母親役を好演すると、いっきに女優さんとしてのランクが上がるし、役柄の幅も広がるものです。お笑い芸人界のトップ俳優、ドランクドラゴンの塚地武雅サン(51才)の妻役で、『羽田蒲鉾店』の嫁役のりょうサンにもさらに期待が高まります。
一方、毎回、豪華な和服姿が素敵な松嶋菜々子サン! 2022年1月期、嵐の松本潤クン(39才)主演の『となりのチカラ』(テレビ朝日系)では成海璃子サン(30才)の母親役でしたが、「え?」と二度見してしまいそうになった独特なヘアメイクや扮装、占いを住人に押しつける迷惑キャラの方に気をとられてしまいました。いろいろ挑戦していかれるのかなぁと思っていましたが、やっぱり松嶋サンには『王様〜』での会長夫人役の方がお似合い。同じく美しすぎる山田クンの母親役がピッタリです。
個性派であり演劇派女優さんは“味”があります
ちょっとビックリしたのが、King & Princeの高橋海人クン(24才)とSixTONESの森本慎太郎クン(25才)がW主演する『だが、情熱はある』(日本テレビ系)で、南海キャンディーズの山里亮太サン(46才)役の森本クンの母親役がヒコロヒーさん(33才)だったこと。いや、いくらなんでも若すぎるだろうと見てみたら、芸人さんとしての彼女のキャラクターとは異なる、味のある演技をされているんです。
山ちゃんのリアルお母さまはバラエティー番組で何度かお見かけしましたが、見た目はヒコロヒーさんとはまったく別のタイプ。ただ、同作での“山ちゃん母”は、常にスーパーポジティブで、どんなときにも最後は「すごいね」ということにするすばらしいお母さんなのです。なのに、あの陰湿な(!)山ちゃんが出来上がったワケですが、『スッキリ』(日本テレビ系)の「天の声」を経て、『DayDay.』(同)のMCとなり、プライベートでは蒼井優サン(37才)と結婚するという“逆転人生”を歩む息子を育てたワケです。すみません、ドラマとリアルがゴッチャになってしまっていますが……母親役のヒコロヒーさんのポジティブぶりには今後も注目です。