SIMカードの交換は端末の裏側を開けるなど、簡単な作業


 確かに、これまでこうしたサービスを使ったことのないユーザーにとって、対面であれこれ相談できる仕組みがないことは、大きなハードルだった。節約好きな主婦層などにとっても「節約できる」とわかったとして、“何をどうやったら、どれくらい節約できるのか?”わからないままでは、検討のしようがないからだ。

 3月19日に発表された、MMD研究所「主婦の携帯電話の利用・節約意識に関する調査」(20 ~60 代の主婦1152人)によると、1位「水道光熱費」56.8%、2位「月々の携帯電話の利用料金(通信費)」48.9%、3位「日々の飲食代」39.2%という結果に。このうち通信費について、「節約のために行なっていることはない」と回答した人が23.6%。この回答をした人のうち、実際は「節約したいと思う」と回答した人が82.7%と、“節約したいけど、できていない”という人が多いことがわかった。

「実はこのサービス開始直後に、関係者が実際にユーザーとして、イオンの店頭でサービス利用の相談をしたそうです。その際、持参した機種を確認してくれたり、“通信や通話をどれくらい使っているのか?”とリサーチした上で、一番節約できるコースを案内してもらえました」(青山さん)

 主婦が普段から訪れるスーパーマーケットで、手軽に通信費の節約について相談ができるというのは、かなり嬉しいポイント。では一体どれくらい、節約できるのだろうか?

「2014年1月発表のMM総研の資料によると、端末購入代金を除いた一般的な月々のスマホ料金は、通話料金・データ通信費・契約料金などを合わせて6826円とされています。一方で『みおふぉん』を使った場合、1900円+通話料が30秒あたり20円なので、あまり通話をされない方なら月々約3000円程度になります。また、通話をされる方でも、最近話題のLINE電話といった通話アプリを使用される場合は、もっと安くなる可能性もあります」(青山さん)

 4月中旬からは、MNP(ナンバーポータビリティ)も可能となり、これまでの電話番号を引き継いだ形での利用も可能だという。

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