なぜデザインよりも機能なのか。背景には、ファッション業界のある変化が影響しているという。
「服の“見た目力”が上がっているからです。
例えばスーパーのイズミヤの服と、百貨店のそれとでは、20年前は大きな差がありました。生地や縫製といった品質の違いだけではなく、パッと見た印象に、大きな違いがあったのです。ですが最近は、品質はともかく、見た目の印象に大きな差はなくなっています。ユニクロのジーンズと、高級ブランドのジーンズは、パッと見ただけではそんなに変わらないわけです。ブランドへのこだわりを持っている人はもちろんいますが、そうでない人にとって大事なのは機能性なのです」(前出・南さん)
冷夏になるとも言われる今年だが、暑くないわけではないだろう。夏を乗り切るためにも「家洗い」を活用したい。