ここまで書いてしまったら、いかに自分のニュースアンテナが錆びているかもうバレバレなので、開き直って続けてみよう。「その意味は?」との問いに自分が即答できなかった残りの候補語を全部挙げると、以下の通りだ。
「レリゴー」(映画『アナと雪の女王』の主題歌「Let It Go~ありのままで~」でリフレインするサビ部分の歌い方)、「こぴっと」(朝ドラ「花子とアン」で頻繁に使用された甲州弁で「しっかり」「きちんと」ぐらいの意)、「ごきげんよう」(朝ドラ「花子とアン」で美輪明宏が担当したナレーションの締めの言葉)、「J婚」(自衛官と結婚すること)、「リベンジポルノ」(元交際相手のわいせつな画像などをネット上に流すこと。11月に罰則を設けた法律成立)。
まだあやふやな候補語が続く。「JKビジネス」(女子高生の性的サービスビジネス)、「ゆづ」(人気加速中の羽生結弦選手)、「塩対応」(AKB48の握手会などでアイドルがファンに愛想のない態度を取ること)、「女装子」(じょそこ。女装する男)、「カープ女子」(神宮球場や東京ドームで増えているという女性広島カープファン)、「ハーフハーフ」(浅田真央が引退か現役続行か質問されたときの返答)、「塩レモン」(NHKの「あさイチ」で紹介されブームとなったモロッコの保存食兼調味料)……以上。
一通りチェックしていくと、自分の知識の偏りがわかる。もちろん、候補語のほうが偏っている可能性もあるし(女性ネタとNHKネタが多すぎやしないか、など)、知らなくたって生活に支障のないものがほとんどだが、就活に突入した大学生なら「一般常識」としておさえておくべきだろう。
また、おじさんおばさんの場合は、「いつの間にか流行なんてどうでもよくなっている」度の自己診断になる。いうなれば社会的老化の度合いを測るのに、50の候補語は使えるのだ。1語あたり2点で計算、私は64点だった。雑文書きとしては80点が合否ラインだと思う。追試だな。