「僕が子供の頃は貧乏で卵なんて食べられなくてね。農家の息子さんたちが運動会の弁当で卵を食べているのがうらやましかった。だからプロ野球選手になってから卵は毎日欠かさず食べました。ドラゴンズの寮では朝の味噌汁に2個入れてくれるんです。
タレントになってからも新幹線の車内で味付けゆで玉子3個セットを2組買って、大阪から京都までで3個食べ、その後ゆっくりと東京までの間に3個食べる。コレステロールが高いから注意しろといわれましたが、最新の研究で卵が悪者というのは誤解だとわかったんですよね? 良かったです」
板東氏は卵を何十年と食べ続けてきたが、低下剤などを服用することもなく74歳でなお健康体だ。
「イギリスのサッチャー元首相は卵を毎日2個食べて87歳まで長生きしました。健康のためには運動習慣のほうが大事でしょう。卵は今でも冷蔵庫に必ず12個入れてあって、毎日2個ずつ白身だけで卵焼きを作って醤油をかけて食べています。黄身はお腹いっぱいになるから、卵をたくさん食べるためにそうしている。とにかく卵の濡れ衣が晴れたのが嬉しい」(板東氏)
※週刊ポスト2015年3月27日号