藤野:今回は家入レオさんの『君がくれた夏』という曲が主題歌になっています。それこそ、『101回目のプロポーズ』や『東京ラブストーリー』のように、印象的なシーンで流すつもりでいます。
──主題歌も含めて、月9というと「社会現象」みたいなイメージがありました。
藤野:自分のことを振り返ると、単純に月9の恋愛ドラマを見て憧れていたんですよね。木村拓哉さんを見て、劇中で持たれている同じカバンを買ってみたり、『ビーチボーイズ』の反町隆史さんと同じサングラスをしてみたり。そういう現象が『恋仲』でも起きてほしいですね。なので、福士くんの衣装とかカバンとか、食べているものとか、住んでいる場所とか、そういう細かい設定も大切にして脚本を作っています。
──そういう意味では、やはり主演の福士蒼汰さんの魅力というものも、ドラマにとってかなり大きな要素になりますね。
藤野:福士くんとは2年前に『海の上の診療所』(2013年放送)で出会ってるんですよ。そのときはまだ19才で、あどけなさが残る少年のイメージでしたね。そして、今回久しぶりに再会したら、笑うとかわいくて少年っぽさが残ってるんですけど、そこに大人の色気が出てきていると思うんです。
男のぼくから見ても、ドキッとするような表情をたまにするんです。最近毎日、福士蒼汰がかっこいい、福士蒼汰になりたいって言ってますよ(笑い)。とにかく、福士くんの魅力が十二分に詰まっているので、そこに注目してほしいですね。