【対策】
このタイプは、他人から優しくされることに弱いのが特徴です。しかし、弱いといっても、優しくしてくれる人をすぐに受け入れるというわけではありません。なぜなら、最初はその“優しさ”をも「この人は何を考えて、私にこうするのだろう?」と怖がるからです。
それでも、同じ人から何度も優しくされると、少しずつその人に心を開いていきます。 おふたりが知り合った頃、恵さんは透さんにつれない態度だったのではないでしょうか? もしそうなら「このカレは、私を攻撃してこない人かしら…」と疑心暗鬼になっていたからです。それでも透さんが優しく恵さんに接したからこそ、結婚までこぎつけたのでしょう。
少年院にもこのタイプの子供は少なくありません。ですから指導する先生は時間をかけて優しく子供に接して、心を開かせて、更生へとつなげていくのです。このタイプの人がどんなにキーキーとまくしたてても、決して感情的に反応しないこと。相手と同じ温度で対応すると、さらにエスカレートしていき、ひどい場合は殺されることもあるからです。
あくまでも落ちついた態度で、相手が何を言いたいのか聞くこと。相手は、「これは大丈夫なんだ」とわかると気持ちが落ち着いていきますから。
※女性セブン2015年11月5日号