ハロウィンはどうか。ビートたけし(68才)の言葉が端的で深い。
《元々、ニッポン人っていうのはなんだかよく分からないバカ騒ぎが大好きな民族なんだよ。浅草でサンバやってるのも意味分からないし。(中略)江戸時代の『ええじゃないか』だってそうだよな。
まァ、格差社会っていうと月並みだけど、金持ちとそうじゃないグループに二極化してくると、いわゆる「下」の方が気晴らしを始めるんだよ。 踊ってガス抜きなんて平和な国は、ニッポンとブラジルくらいじゃないの》(『週刊ポスト』2014年11月21日号より)
ゴミと汚物をまき散らす“気晴らし”につきあわされる地元住人はたまらないが、希望が見える話もある。
10月25日に一足早く行われた表参道のハロウィンパレードでは、地元商店街の振興組合と組んでお菓子ラリーが開催され、1500人を超える子供たちが参加した。パレードの後ろに清掃隊を配置し、歩くほどに町が綺麗になるこのイベントは、地域にも好意的に受け入れられた。同案は、渋谷や六本木でも取り入れる動きがあるという。
ハロウィン翌日の早朝7時。渋谷駅前では、町内会で集まった子供たちが一生懸命ゴミ拾いをしていた。
※女性セブン2015年11月19日号