ちなみに、女性は同性にも嫉妬しますが、男性は相手に嫉妬しても、途中で「しょうがないか」とあきらめてしまい、その感情を持ち続けない人が多い。そもそも思考回路が男女では違うからです。
残念ですが、嫉妬深い人とは距離を置いたつきあいをするしかありません。悩んでいる姿を見て、何とかしてあげたくて、「そんなことないわよ」となぐさめたりしたら、「何、言ってるの! 見下した言い方して!!」と、あなたが攻撃の標的にされてしまいます。
嫉妬の原因は、“自分が受け入れられていないのではという不安”ですから、負の感情をぶつけるターゲットは、誰でもなり得るのです。
冷たい言い方ですが、嫉妬深い人とは、かかわっていいことは1つもない。やっかいな相手なのです。
英樹さんのように夫婦の場合は物理的な距離はとれないので、心理的な距離を置いてみて。とはいっても、中途半端な気持ちではダメで、家庭内別居するくらいの覚悟が必要です。
このタイプは反応がある人に何度も同じことをする特徴があります。ですから、「何シカトしてるの?」「やっぱりほかに好きな人がいるのね」「本当に私のこと好きなの?」と、さまざまな言葉で絡んできますが、軽く受け流して標的が変わるのを待ちましょう。
そうすると、奥さまは「この人には言っても無駄」と自覚し、徐々に焼きもちを焼かなくなってくるはずです。ただし、まれに受け入れてもらえない不安から、誰かにかまってほしいがために、騒音を出してご近所を困らせるようなトラブルメーカーになる場合もあるので、注意が必要です。
※女性セブン2015年12月3日号