「大人力」という独特の価値観を高く掲げる大人力コラムニスト・石原壮一郎氏は5月、「おっぱい」をテーマにした。
◎尊く美しいおっぱいの褒め方 基本4種類に優劣も貴賤もない
https://www.news-postseven.com/archives/20150507_321162.html
「おっぱいが世の中を救ってくれるのではないかという希望を抱くことができました。アクセスも好調で、読者諸氏のおっぱいに対する愛の深さを感じました。この一年の中で、たぶん読んでもっとも幸せな気持ちになってもらえる記事だったと思います」(石原氏)
格調高い書きだしとイギリスの哲学者フランシス・ベーコンの言葉を紹介する締めに挟まれた、おっぱい賛歌は絶妙の筆致である。
最後にNEWSポストセブンの「エエ話」担当のフリーライター・神田憲行氏の自薦は4月にあったつんく♂さんについてのコラム。
◎声帯全摘出のつんく♂が人生の分岐点について考えていたこと
https://www.news-postseven.com/archives/20150412_315514.html
「長いライター生活の蓄積が生きた記事です。ミリオンセラーの作り方から若い子との付き合い方まで、つんく♂さんが包み隠さず語ってくれています」(神田氏)
今年1年の出来事を振り返っていただけたろうか。ちなみに上記コラムのうち、もっともPVが多かったのは、ニュースとはなんの関係もない石原壮一郎氏の「おっぱい」コラムだった。「おっぱい」はあらゆる出来事に上回る関心事なのか、書き手の力量の問題なのか、そもそもネットのニュースサイトの存在価値とはなんぞやなどと、いろいろ考えさせられる結論である。来年もよろしくお願いいたします。