例えば、これまでむき出しにしていた物を、なるべく引き出しに収納するようにします。こうすると掃除すべき場所や物が格段に減ります。仕上げに、部屋中の電球も取り換えてください。部屋が明るくなれば、ホコリや汚れに気づきやすくなります。その時、照明器具をきれいに拭いてあげることも忘れずに。

 電球は、LEDがおすすめ。消費電力は白熱球の5~10分の1程度、なのに寿命が何十年と長いので、電球を取り換えるために、親が踏み台に乗って転倒するといった危険を回避することもできます。

 続いて、同じ消耗品のストックが増えていくな…と感じることもあるかもしれません。これは、記憶力の低下によるものです。

 高齢者になるとストックの量を忘れて、同じ物を何度も買い足してしまう場合も少なくありません。とくにストックが多いのが、トイレットペーパーやティッシュ、洗剤などの消耗品や食品です。それが決まった場所でなく、家のあちこちに保管されているのも特徴です。

 消耗品や食品はいずれ使うので、捨てずに一か所に集めて量がわかるようにしておいて。シャンプーや洗剤、食品などは引き出しタイプのクリアケースに収納すると、中身が見えるので何がストックしてあるかわかりやすいでしょう。

 とくに食品は、開封品と未開封の物は分けて収納を。開封した物は輪ゴムやクリップなどでとめて、すべてを同じ場所にまとめておきましょう。こうすると使いかけがあることを忘れて、同じ物を無駄に開封しなくなります。

 また、親が遠くにいる場合は、片づけノートをつくって消耗品などのストック場所をそれぞれ書いておくのも一案。買い出しに行く前に、必ずノートを親に見てもらい、ときには電話で話し合いましょう。

※女性セブン2015年1月7・14日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

昭和を代表する元アイドルの南野陽子
《疑われた偽装離婚》南野陽子、執行猶予中に老人ホームをめぐる贈収賄・横領で逮捕された元夫と接触 本人は「会ってお話をしました」 
女性セブン
急逝したタレントのピーコさん(右)
《突然身体に…》おすぎ「ピーコさんのたった4人の葬儀」に参列できずも、同時に起きていた「身体の変化」
NEWSポストセブン
事務所から独立し、TOBEで新スタートを切った「Number_i」の紅白初出演なるか…?(インスタグラムより)
NHK紅白歌合戦「出演交渉」最前線 旧ジャニ解禁で筆頭候補はSnow Man、TOBEからNumber_iにも期待 NHKは中島みゆきを全力で説得、サプライズはB\\\\\\\'zか
女性セブン
矢部美穂と母の●さん
タレント兼実業家・矢部美穂が語るバー「YABEKE」の現状「あと5年は続けたい」「矢部家の人間が1人は居ないとダメ」
NEWSポストセブン
アーティスティックスイミング(シンクロ)北京五輪代表の青木愛さん(HPより)
《オープニングでMC松下奈緒の隣にいる美女》神田正輝が消えた『旅サラダ』に元五輪スイマーが大抜擢された意外な理由
NEWSポストセブン
ご心労が絶えない紀子さま(2023年、ベトナム・ハノイ。写真/時事通信フォト)
美智子さまの大腿骨骨折で紀子さまが介護の準備に奔走 今こそ問われる“雅子さまとの間にある見えない距離” 
女性セブン
パリ五輪の競泳女子でパラグアイ代表を務めたルアナ・アロンソ(インスタグラムより)
《目のやり場に…》パリ五輪選手村追放のパラグアイ20歳女子競泳選手が「過激SNS」で新たな活動をスタート「学費の足しに」
NEWSポストセブン
露出が多い投稿をしているのは“Hカップの浪人生で21歳”だそうだ(Xより)
《レストラン内で丸出し》相次ぐ「公共の場で脱ぐ」X投稿の問題点 集客目的で炎上バズりの裏にある「規制の限界」
NEWSポストセブン
つけ麺チェーン「三田製麺所」で撮影された問題の写真(Xより)
《あられもない姿に困惑》またも丸出し“浪人生”女性が〈どっちが好き??〉と店内で胸露出 『三田製麺所』は「顧問弁護士と協議の上で対応を検討」
NEWSポストセブン
大谷翔平の新居情報が流出してしまった(写真/AFLO)
《大谷翔平、受難再び》“30億円新居”情報の流出騒動 家具アーティストのSNS経由で特定され、“豪邸と寝室写真”がネット上を回遊 
女性セブン
ドラフト会議で注目を集める清原正吾さん
《清原和博の長男》清原正吾のプロ入り志望で母・亜希さんの葛藤 近くで見たプロ野球選手のシビアな現実、「一般企業に就職を…」との思いも 
女性セブン
物議を醸した兵庫県の風俗店に勤務している女性(Xより)
《批判殺到でX投稿を削除》しゃぶしゃぶ店で丸出し女性が〈どっち食べる〜??〉ニットたくし上げ胸露出 店舗側は「法的措置も含め厳正に対応する所存」
NEWSポストセブン