「知らない場所に突然連れてこられ、猫も犬も最初は不安でいっぱいのはずです。ですから、人間はやさしい、ここは安心して暮らせる場所なんだと教えてあげてください。一度でも怖いと思われると、後々ほかのしつけもしづらくなります」(谷川さん)
トイレ以外でおしっこをされた。でも、怒りたい気持ちは我慢しよう。
「失敗した時に叱ると、おしっこを我慢するようになります。そうすると膀胱炎の原因に。失敗は怒らず、成功をほめて教えてあげましょう」(谷川さん)
猫が家具をひっかくのは爪をとぐため。習性なので叱っても意味がない。爪とぎグッズを用意してあげて。また、猫は縦の動きが得意。キャットタワーを置いたり、家具の配置を工夫して、上り下りできるようにするのがおすすめ。
ちなみに、ペットの避妊&去勢手術はしたほうがいいかどうかは、飼い主が判断することが重要だ。
「交尾への欲求は本能的なもの。それを我慢させるのは難しい。猫の場合、発情期は鳴き声が大きくなり、オスは家中におしっこなどでマーキングしたりと、トラブルも増えます。猫も犬も子供を望まない場合は、避妊や去勢手術を行う飼い主が多いです。手術は生後6か月から可能で、1時間程度で終わります。精神的にも安定し、生殖器系の病気も防ぎやすいので、手術をしている子のほうが寿命が1~2才長いという統計結果も。ただし、術後は太りやすくなるので管理してあげて」(高崎さん)
※女性セブン2016年1月28日号