トレンド転換としては、中国が中東問題に積極的に関与する方針が伝えられる中、原油価格の底入れを見極めたいところである。原油相場が明確な底打ちシグナルを発生させてくると、ようやくリバウンド機運が高まろう。経済イベントでは、26、27日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる。市場コンセンサスは3月の利上げとみており、足元の経済状況等から、サプライズは無さそうだ。その他、28、29日に日銀が金融政策決定会合を開き、結果発表後に展望リポートを公表。29日に米10-12月GDP(速報値)が予定されている。その他、日米ともに主要企業の決算発表が本格化する。米国ではアップルやフェイスブック、アリババなどが予定されている。国内ではソニー、ホンダやメガバンク、大手証券などが予定されている。
アップルはiPhone最新モデルの減産報道等を受けて下げていたこともあり、決算がアク抜けにつながるかが注目されている。アップルはインドで初の直営店開設に向けて申請中であるほか、VR(仮想現実)分野での開発を進めていることなどが伝えられている。決算がアク抜けとなれば、これらを改めて材料視してくるだろう。