世の中のオバさんたちに健康かつ美しく生きていくために、ファッションプロデューサーの植松晃士さんがアドバイス。今回は、幸せそうに見えるには、健康的であることが大事だと説く。
* * *
皆さま、ご機嫌よう。
3月に入り、日差しもいよいよ春めいてまいりました。染井吉野はまだ先ですが、彼岸桜やしだれ桜など、開花の早い桜は花もほころび、目を楽しませてくれます。
私の大好きないちごも露地物が店頭に並びだし、先日はなんと、ひと粒1000円のいちごをいただきました。
桃薫いちごという品種なのですが、艶やかさが目にまぶしく、その値段にも好奇心を刺激されたので、買ってみたんです。
口に入れると、あら不思議。感触は間違いなくいちごなのですが、その名の通り口いっぱいに広がるのは、桃の香り。品種改良ってすごいですね。
いちごはおいしいだけでなく、ビタミンCがとても豊富。ちょっと大きいものなら5~6粒食べれば1日に必要な量(100mg)を満たしてくれるんですよ。
そうそう、食べものつながりでもうひとつ。アメリカの研究機関が栄養素の高い果物と野菜を調査した結果、第1位になったのは、クレソンだったそうです。クレソンは各種ビタミンをはじめ、ミネラル類、食物繊維など、大切な栄養素を幅広く、しかも大量に含んだすごい野菜なんですって。
生命力も繁殖力も旺盛な野菜で、老化の原因である活性酸素の発生を抑え、動脈硬化や高脂血症、がんの予防効果も期待できるとか。ステーキの添え物ではもったいなさすぎます。クレソンたっぷりのグリーンサラダでいただきたいですね。