誰もが願う「金運アップ」。もちろん働けばお金は貯まっていくものだが、それ以上に人間関係が重要だと言うのは風水建築デザイナーの直居由美里さん。一体どういうことなのか? 具体的なポイントを教えてもらった。
* * *
金運を上げたいのなら、コツコツまじめに働くのは当然ですが、それ以上に大切なのは人間関係です。
人と人がつながることは、お金の循環を生みます。公私ともに人脈を広げていくことが、金運を引き寄せるための鍵となります。お金を得るには、周りの人の協力やサポートが必要不可欠です。風水でも、やたらとガードを固めて門扉を閉め切った家では、新たな財が巡ってこないので家運は傾いていきます。
「客商売じゃないから人脈は必要ない」という人もいますが、世の中は常に変化しています。新しい情報を得て時代の波に対応しなければ、どんな仕事でも先細りになります。本やテレビ、インターネットで情報が得られるといっても、それは万人に向けたもの。人を介して直接もたらされる情報は貴重です。
といっても、自分から何も発信しないで人から情報だけ得ようとしてもうまくいきません。人脈を広げたいのなら、まず自分が人からつながりたいと思われるような存在になる必要があります。
まず、自分が今やっていることに真剣に取り組んでください。たとえば、家事でも自分独自の方法やスタイルを確立すれば、それを知りたいという人は必ずいます。長年続けている趣味を極めるのもいいでしょう。
そして、せっかく人と知り合っても人間関係のメンテナンスを怠れば、すぐに人脈は切れてしまいます。おつきあいの費用は、将来への投資と考えましょう。
人に好かれたくて豪華な食事をご馳走したりプレゼントを渡す必要はありませんが、長くおつきあいしたい人と雰囲気のいいカフェでお茶を飲んで会話が弾めば、親密度もアップします。そして、興味のある分野のイベントや勉強会の会費は惜しむべきではありません。