『THE MANZAI』(フジテレビ系)で、オフィス北野から初めて決勝に進出したお笑いコンビとして注目を集めた「馬鹿よ貴方は」。優勝を逃した後、ビートたけしから個別指導があったという。指導内容やネタ作り、話題となった要潤ネタなどについて、平井“ファラオ”光(32才)と新道竜巳(39才)の2人に聞いた。
――ビートたけしさんから、どんな指導がありましたか?
新道:つい最近も、“『走れメロス』のネタをやったらどうか”という話をしていただきました。誰でも知ってる話なんだけど、そこまで触れられていない議題でやったほうがいい、という意味だと思います。
『走れメロス』は誰でも知ってるけど、その題材の漫才は見たことがないな、という。『走れメロス』の漫才じゃないといけない、ということではないと思います、おそらく。
ファラオ:疑問を持たれてこなかった、矛盾のある話を狙っていったほうがいいんじゃないか、というニュアンスだったと思います。
――なぜたけしさんがおっしゃったことの意図を想像してるんですか?
新道:たけしさんは喋りが早いし、こっちが緊張しちゃって、掘り下げられないというか「こういう考えでいいですか?」と確認しづらいんです。一通り聞いたら、「そうですね」って言っちゃう自分が嫌なんですけど、そこから抜け出せない。
「たけしさん、今日は面白かったですね」って何度も話しかけたりして、距離を縮めてから、ご飯とか連れて行ってもらいたいですね、一度もご一緒していないので(笑い)。
ファラオ:初めてたけしさんにご挨拶に行った時、緊張して、言われたことを覚えてないんですよ。とにかくあいさつに行けたから、この場は良いだろうと納得しちゃって。でも、そろそろ舞台上で面白いことをして、たけしさんに印象を持ってもらいたいと思っています。
――たけしさんの凄さを感じますか?