土用の丑の日にうなぎを食べる習慣は、江戸時代に平賀源内が考案したという説がありますが、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期に栄養価の高いうなぎを食べることは理にかなっています。
うなぎ以外にも、丑の日にちなんで「う」のつく安くて夏バテに効く食べ物を摂るといいとされています。うどんはのどごしがよく、食欲がない時でも食べられますし、梅干しはクエン酸に疲労回復効果があります。
ただし、食べすぎは禁物です。土の気は、万物を取り込む性質があることから、土用は体重が増えやすく、ダイエットしにくい時期ですから気をつけてください。
土用の期間には土いじりはしないほうがいいといわれます。土用の前から継続してやっていることなら大丈夫なので、花や木を植えるのなら7月18日までに済ませるか、土用明けの8月7日以降にするといいでしょう。定期的な植物の世話は、土用の期間でも問題ありません。
そして、ぜひ実行していただきたいのが、土用の虫干し。衣類や書籍などを箱から取り出し、風を通すことです。しまいこんだままにして、カビが生えたり虫に食われるのを防ぐためです。土用の期間は大きな買い物も控えたほうがいいとされています。新しく買うよりも、すでに自分が持っている物を見直し、整理しましょう。
衝動買いしたけれど、一度も袖を通すことなくクローゼットに押し込んでいる服はありませんか? あるいは、買っただけでページを開いていない本など、そうした物をきちんと使いこなすことで、家の中がすっきりして、出費も減ります。
※女性セブン2016年7月28日号