「オレンジ色のろうそくの灯に顔を照らされた5人がステージ上のスクリーンにアップで映ったのが今も忘れられません。その後、5人でふ~っと火を消して、ドームは温かい拍手であふれて…すごく感動的だったなぁ」
ちなみにこの日のサプライズは、中居と香取慎吾(39才)の間では打ち合わせ済みで、稲垣吾郎(42才)も直前に知った。しかし草なぎ剛(42才)は「どうすんのかな~とは思っていたけど、でも、自分もライブ感を楽しみたかった」と、あえて周囲に何も聞かないでいたのだという。これにはメンバーから「お前がサプライズされてどうすんだ!」と総ツッコミされていた。
「当初中居くんと慎吾でサプライズの相談をしていたとき、剛に企画を任せようってなったんですって。でも慎吾が“おれがやる”って譲らなかったって。それに吾郎も、誕生日の朝、木村くんにデコメでおめでとうメールと花の写真を贈ったと話していました。そんな話をしているとき、木村くんは所在なさげにずっと照れ笑いをしていて …。あぁ、SMAPって、本当にいいチームだなって、しみじみ思ったのを覚えています」(ファン歴15年の女性・41才)
この日、ファンへのお土産があった。それは「御縁」と書かれた銀メダル。なぜ銀かというと「おれらの目指すべきところは、上にあるから」と木村は言った。「次が銅メダルに下がらないようにしなきゃね~」と冗談めかして話したのは稲垣。でもどんなにダメになっても、ファンは「器が大きい」(中居)からついてきてくれる。そんな愛すべきファンに向かって香取はこう宣誓していた。
「20年後、30年後でも、ぼくらはアイドルですから」と。
※女性セブン2016年12月1日号