梨園の妻に休みはない。大晦日だろうが元日だろうが関係ないし、むしろ忙しい。昨年3月に片岡愛之助(44才)と結婚した藤原紀香(45才)にとって、梨園の妻になって初めての年末年始だった。
《元旦は毎年恒例で十三世片岡仁左衛門宅にお弟子さんも集まりまして、お祝いするのが行事なのです(中略)元旦に妻を連れて行くのは初めてなので僕は嬉しいことですが、妻は少し緊張しているみたいです》
あの紀香さんでも緊張することがあるんだ…という感想はひとまず、愛之助は元日、自身のブログに紀香とのツーショット写真とともにそう綴った。
翌2日には、薄いもえぎ色の着物に身を包み、初日を迎えた『壽初春大歌舞伎』に出演する愛之助に伴って梨園の妻として東京・銀座の歌舞伎座デビューも飾った。華々しく梨園に嫁いでからの10か月は、紀香にとっては苦労の連続だった。
昨年3月の結婚会見は、「2度目の結婚なのに金屏風の前に立つのは恥ずかしい」とバッシングされ、9月に京都・上賀茂神社で挙式をしたときには、「40代半ばの白無垢は無理がある」と失笑を買った。その苦しみを、紀香は12月28日放送の『バイキング・ゴールデン! 坂上忍と怒れるニュースな芸能人~あの事件の真相ぶっちゃけSP~』(フジテレビ系)で涙ながらに吐露。
「自分が何かすると、言われるっていう意識はあるんですか?」
坂上忍(49才)の直球質問に、紀香は少し間を置いてこう答えた。
「“炎上してるよ、大丈夫?”って連絡を受けた時に、みんなそういう取り方をするんだって思います。私、昔はバカだから“みんなに愛されないと嫌”みたいなところがありました。でもそれはありえないことで、自分が幼かったなって…」
さらに10月、愛之助が主演の『十月花形歌舞伎 GOEMON』の初日公演で劇場ロビーに立つと、握手や写真撮影を求める客が殺到したことで、「女優気取りで撮影会」と逆風が吹き荒れたことについてこう続けた。