ヤクルトは2年連続トリプルスリーの山田哲人(24)らタレント揃いだが、チームが勝ちに向かって一枚岩になれていないように思う。中日は森繁和・新監督が就任したが、選手の世代交代が遅れ、まだ優勝を狙える戦力じゃない。
そうなると消去法で、セの優勝はやはり巨人ということになる。
パも、日本ハムは2016年がいくらなんでも出来過ぎで、力を出し切った感が強い。11.5ゲーム差をひっくり返した「奇跡」の反動は必ず出て来ると思う。Bクラス転落は必至とみた。一応、ディフェンディング・チャンピオンなので4位に留めたが、実は役者が揃っている西武より下位になる可能性さえある。
優勝候補筆頭はソフトバンク。2016年ドラ1入団の高橋純平(19)の成長が著しく、選手層がさらに厚くなった。
対抗馬はロッテと楽天。ロッテはドラ1の佐々木千隼(22、桜美林大)は即戦力。侍ジャパンの壮行試合での3者連続三振は圧巻だった。楽天は岸孝之(32)の加入で投手陣が充実した。
【順位予測】
セリーグ/パリーグ
1位:巨人/ソフトバンク
2位:DeNA/ロッテ
3位:阪神/楽天
4位:広島/日本ハム
5位:ヤクルト/西武
6位:中日/オリックス
※週刊ポスト増刊2017新春スペシャル