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投資のプロが詠む一句「Shall we?トランプバブルと恋ダンス」

乱高下する相場を17文字で斬る

 トランプ米大統領が就任したのは1月20日の金曜日。その就任演説は、「自国第一主義」を強調する内容で、日本経済に影を落とすスタートとなった。

 週明けの月曜日(1月23日)の夜、東京・日本橋兜町の証券業界の関係者たちが集うバーでは就任後の初取引を終えて一息ついた証券マンたちが酒を酌み交わしていた。そんな彼らが、“乱高下”する相場への想いを川柳にしたためた──。

【トラブルで 東芝株が 神ってる】(法人営業担当者)

 広島カープの大ファンだという法人営業担当者が詠んだ一句。東芝は2017年3月期の業績見通しを複数回にわたって上方修正、株価が急上昇したことで「神復活」といわれた。だが、米原発建設問題などで再び債務超過の危機を迎え、株価は急落。

 解体が進めば東芝株は“紙くず”になる危険がある。「神ってる」は“紙(くず)”になるやも分からない状況だ。

【フィンテック 俺の小遣い ちょビットコイン】(取引システム担当者)

 フィンテックとは「金融(ファイナンス)+技術(テクノロジー)」の造語で、関連する企業には今後買いが進むといわれる分野だ。

「中でも、すでにメガバンクトップの三菱東京UFJ銀行が参入しているビットコイン(仮想通貨)に関連する分野は、海外投資家も注目しており、株価上昇期待が高まっている」(ケイ・アセット代表の平野憲一氏)

 しかし、一般家庭の家計は実質賃金減が続く中で逼迫し、亭主の小遣いも削られているのが実情のよう。

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