【君の名は? 名乗ってみたい 億り人】(個人投資家)
大ヒットしたアニメ映画『君の名は。』。米アカデミー賞の長編アニメ部門のノミネートは逃したが、興行収入はすでに235億円を突破している。
証券マンと連れ立ってきたという個人投資家が、この大ヒット映画を“季語”に詠んだ一句。株投資で1億円以上の資産を稼ぎ出す「億り人」になる夢を込めたが、現実には今月「負け越し」で苦しいという。
【出遅れ株 やっと上がるか 稀勢の里】(個人顧客営業担当者)
トランプ相場のプラスの影響を受けられず、株価が上がらない銘柄もある。個人顧客の営業担当者は、新入幕から12年もの長き歳月をかけて、ようやくこの日に横綱まで昇りつめた遅咲きの稀勢の里の姿に、そうした停滞銘柄への株価上昇の期待を重ねた。
最後に、投資のプロである平野氏が一句。
【Shall we? トランプバブルと 恋ダンス】(マーケットアナリスト・平野憲一氏)
「日本の株式市場はトランプ大統領の発言に神経質になりがち。ですが、大手機関投資家の資金運用の流れは、債券(安全資産)から株(リスク資産)へというグレートローテーションに入っている。今年は日本株バブルの元年になるでしょう。
もちろん、1月23日のように一時的な逆流は起こるでしょうが、上昇相場という流れは変わらない。恋ダンスは昨年の“季語”ですが、日本経済は今年こそバブルと踊って、資産を増やす絶好のチャンスだと見ています」(平野氏)
※週刊ポスト2017年2月10日号