文氏についても「盧武鉉大統領の秘書室長時代に息子が政府機関(韓国雇用情報院)に就職しているが、派手なピアスをつけた履歴書の写真が出回っていたり、採用過程の不正が取り沙汰されるなど、コネ疑惑がある」(同前)という問題がくすぶっている。
前大統領である朴槿恵氏の醜聞でも、親友・崔順実氏の娘の梨花女子大への不正入学疑惑の発覚が、追及の火の手を広げた。
「経済停滞が続く韓国は、コネによる不当な優遇に過敏に反応する」(同前)だけに、どちらの候補の“爆弾”が先に破裂するか、投票日までの戦いが見ものだ。
※週刊ポスト2017年5月5・12日号