5週間ぶりの自宅と最愛の子供たち──5月29日、フリーキャスターの小林麻央(34才)が入院先の病院から帰宅した。今後は在宅医療に切り替え、点滴などの治療を続けていく。
《退院前は、これから家族へかけてしまう負担が怖く、退院が近づくたび不安でした》(以下、《》内は麻央のブログより)
自宅に介護スペースを作り、家族が点滴の処置もサポートしていくという。
「海老蔵さん、27日に舞台の千秋楽を迎えたんですが、その日も終わるとすぐ勸玄(かんげん)くんと麗禾(れいか)ちゃんを自宅に送り届け、その足で麻央さんの病室に行っていました」(海老蔵の知人)
過酷な5週間だった。2月から自宅マンションで療養していた麻央が都内の病院に緊急入院したのは4月22日のこと。子供と約束していた当初の退院日は守れず、高熱が続いた。
さらに、「腕の血管に限界を感じた」と鎖骨下の血管に点滴用のポートを埋め込む手術をし、のみ込む力が衰えたことで、食事も3分粥に。薬は、のみやすくするために夫の海老蔵(39才)が粉々に砕いていた。さらにがんは顎へも転移し、病状は刻一刻と変わってゆく。
ブログからも壮絶な闘病の様子が伝わるが、それでも《ひとつひとつクリアしていこう!》《ここからまた成長し直す気持ちでいます》と、前向きな姿勢は変わらない。
麻央のブログは1日推定1000万以上のアクセスがあるといわれるが、とくに同じ病気を抱える、あるいは自分の大切な人と重ね合わせ「きれいごとではないありのままが綴られている」「いつも勇気をもらっている」という人たちからの反響は大きい。
《私が経験していることが、皆さんにも当てはまるということは全くありません》
《自分は、自分だけの性格の癌と闘わなければならない。そう思って、私はいつもいます。本当に自分の身体はオリジナル》
そうメッセージを送る麻央だが、なかでもかなり多い4000ものコメントが寄せられたのは5月21日の《痩せる》という見出しの記事だった。