「25才ってちゃんと結婚してもいいんですね、憧れます」(24才女性)
「芸能人の結婚ニュースで“キレイだなぁ”と思うのとはニュアンスが少し違います。今回はもっと真剣に、結婚について考えていきたい気持ちに(笑い)」(28才女性)
「おふたりの同級生婚というのがポイント。社会人で一人前になる前に結婚を決めてもいいんだ、って」(27才女性)
おふたりとは、秋篠宮家の長女・眞子さまと“海の王子”小室圭さん。「眞子さま、婚約へ」というニュースが全国を駆け巡った翌日の5月17日、『ワタベウエディング』や『帝国ホテル』といった“結婚銘柄”の株価が上昇。また、ICU近くの公園はなぜかカップルが増えているそう。
この明るい知らせが、年々生涯未婚率が高まり、2035年には男性は3人に1人、女性は5人に1人生涯未婚となるともいわれている日本の若者を変える──!?
これまでも、皇族の結婚は世の中に大きな影響を与えてきた。大フィーバーを巻き起こしたのは美智子さま。ご結婚された1959年には81万組がゴールイン。中でも美智子さまと同じ4月10日の“あやかり婚”を選んだカップルは2万組にものぼった。
「私の両親はたまに冗談で、『美智子さまが結婚されてなかったらしていなかった』と笑ってますよ。ご成婚パレードを見たいからとお金のない新婚家庭なのに無理をしてテレビを買ったそうです」(56才女性)
世間も祝賀ムード。同日に結婚したカップルには“三種の神器”の1つだった電気洗濯機をプレゼントする企画が催されるなど、日本中が祝賀ムードにわいた。
1990年の紀子さまのご結婚に際しては、お住まいが3LDKであることやプロポーズは信号待ちの間に行われたことなど、庶民的で親しみやすいプリンセスに憧れ、やはり同じ日の結婚を望むカップルが続出。意外にも藤井フミヤ(54才)がそうだった。同じ6月29日に「皇族のかたが選んだのだから、悪い日のはずがない」と地元の福岡・久留米で挙式した。
その影響は日取りだけではない。十二単におすべらかしの平安朝の衣装を選ぶ新婦が増え、ご結婚当日にローブデコルテとティアラで正装した紀子さまが秋篠宮さまの髪を直されるシーンの写真が公開されると、結婚式でそれを真似るカップルも出てきた。