特にスタメンに復帰した6月初旬は運に見放された。6月1日は楽天のエース・則本昂大に先制2ランを浴びせるも、逆転負け。6月2日は7回裏に逆転2ランを放つも、チームが9回に3点のリードを守りきれず、延長で逆転負け。6月3日は0対5の劣勢から満塁弾で1点差に詰め寄るも、チームは追いつけず。いずれも貴重な本塁打にもかかわらず、勝ちに結びつかなかった。ヤクルトのバレンティンも11本塁打をマークしながら、2勝7敗1分となかなか勝ちに恵まれていない。
ちなみに、村田が巨人に移籍して以降、本塁打がこれほど勝ちに結びつかなかった年はない。2016年が15勝10敗(25本)、2015年が10勝1敗(12本)、2014年が17勝2敗1分(21本)、2013年が18勝5敗(25本)、2012年が11勝1敗(12本)。昨年までの5年間で勝率7割8分9厘とむしろ、「村田が打てば勝つ」という傾向さえあった。
後半戦、勝利に結びつく本塁打を量産し、チームを引っ張るのは誰か。