そういえば、朝ドラに出てから両親が近所のかたたちなどから声をかけられることが多くなったそうで、『朝ドラの威力ってすごいね』って言ってました(笑い)。
うちは親バカなので、息子のことを『声がいい』とか『メガネがいい』とか褒めちぎってくる。ぼくはうれしい半面、『ぬるま湯』に浸かってばかりではいけないなと、身を引き締めています」
◆朝ドラからM-1に殴り込み!?
藤吉の芸人仲間、キース役の大野拓朗(28才)と前野朋哉(31才)演じるアサリは劇中で漫才コンビを結成する。実際にふたりは「潮干狩」というコンビを結成し、12月に決勝が行われる『M-1グランプリ2017』に参戦し、見事一回戦を突破したのだ。前野が語る。
「もちろんドラマの稽古が最優先ですが、時間があるときには、潮干狩のネタ合わせもやっていましたね。潮干狩の稽古をやっていくうちに、徐々に掛け合いの間がわかってきたので、ドラマの漫才シーンだけでなくて、会話の掛け合いシーンにも、それが生きてくるはずです」
ちなみに前野は、濱田と同じくauのCMに一寸法師役で出演中。桐谷健太(37才)も登場し、三太郎が朝ドラで大集合なんてこともあるかも!?
◆高橋一生のイメージカラーは白
藤吉がてんに初めて会った時、「笑いは何色か知ってるか?」と投げかけるシーンがある。色は『わろてんか』の重要なポイントであり、各キャラクターにイメージカラーが決められている。
「てんは赤、藤吉は青、伊能は白です。部屋や衣装でそれぞれのキャラクターの色を効果的に使うようにしています」(前出・山内さん)
制作統括の後藤高久チーフプロデューサーは高橋一生のイメージカラーについてこう話す。
「高橋さん演じる伊能は白馬の王子様。登場人物唯一の洋装が“パーフェクト”な伊能のキャラを際立たせています。でも、実は彼には心にまとった殻があり、てんや藤吉と出会ったことでその殻を打ち破ることになる。後半に向けて徐々に伊能の内面が明らかになります」
※女性セブン2017年10月26日号