バラエティーだけでなくドラマの充実も、訴求力が高い理由。映画ライターのよしひろまさみち氏が言う。
「地上波テレビのように番組の途中でCMが入らないため、重厚な映画のような、本格的な作品が多いのが特徴です。また、世界中に配信することを前提としているため、予算が潤沢に用意されていることも強みの1つです。作り手側もやり甲斐を感じ、いい作品が生まれる」
AbemaTV以外にも、さまざまなネットテレビが出現している。
「AbemaTVのほか、圧倒的に影響力が強いのは、Netflix、Hulu、Amazonプライムの3つ。すべて登録制のネットテレビで、それぞれ異なる個性を発揮しています」(西田氏)
以下はそれぞれの特徴である。
◆Netflix
世界一の契約者数を誇る。「1億5000万人が見ています。潤沢な予算を元に作ったオリジナルドラマは必見。映画のラインナップも充実しています。半面、バラエティーやお笑いはあまり数がありません」(西田氏)
◆Hulu
「『アンパンマン』など子供向けコンテンツも充実しているためファミリー層におすすめ。日本テレビの子会社のため同局の番組をはじめ、ドラマやアニメ、映画、バラエティーなど国内の番組ラインナップは随一です」(西田氏)
◆Amazonプライム
「お得感ナンバーワン。年会費3900円という安さの上、アマゾンの当日配送が無料になる、『Kindle』の電子書籍が月に1冊無料で読めるなど特典が豊富です」(西田氏)
よしもとと組んでオリジナル番組を制作するなど、バラエティーに力を入れている。
「無料で視聴できるAbemaTVはもちろん、他のネットテレビも入会キャンペーンがあり、一定の期間は無料で使える。お試し視聴して好みに合わないものを削除する方法がおすすめです」(西田氏)
あなたはどれを選ぶ!?
※女性セブン2017年11月23日号