今週は週末9日に2月の米雇用統計が発表される。1月は非農業部門雇用者数が前月比20万人増、平均時給は前年比2.9%上昇した。2月の雇用統計で平均需給の上昇等がコンセンサスを上回ってくるようだと、利上げ加速への思惑等につながることになるだろう。金融正常化に向けた流れが強まり、これが数年間で積み上がっていた資金の流れの変化につながるだろう。
また、2月のVIXショックは落ち着いているが、VIX指数が再び危険水域とみられている20ptを上回ってきている。VIXショックで一気にポジションが解消されたとは考えづらく、もう一段の波乱展開も警戒しておく必要があろう。週末には先物・オプションメジャーSQも控えている。日経平均の2万円割れは意外とあっさりついてしまう可能性はありそうだ。