実は野崎氏は、Sさんと結婚した後も、ある交際クラブの男性に「別の女性」の斡旋を頼んでいたようだ。
「野崎さんとは以前から懇意にしていて、年に何回か、定期的に女性を紹介してきました。最後に紹介したのは今年の4月です。奥さんが海外旅行中とかで、奥さんにはお小遣いを数百万円渡したなんて言っていました。野崎さんと紹介した女性は東京で会っています。実は亡くなった当日の5月24日、僕は野崎さんと電話で話していたんです。6月11日に予定されていた愛犬のイブちゃんの“お別れ会”のことで。元気だったし、死を伝え聞いた時から、病気とか自殺ってことは絶対にないって思っていました」(交際クラブ関係者)
今後、捜査はどうなっていくのだろうか。
「和歌山県警は対象をSさんと家政婦に絞って捜査を進めている。2人の交友関係や野崎氏へ女性を紹介した斡旋業者から覚醒剤の入手ルートにつながるものがないか、愛犬の急死と野崎氏の死因の因果関係も調べています」(和歌山県警担当記者)
野崎氏の死は、依然深い闇に包まれている。一刻も早い真相究明が待たれる。
※週刊ポスト2018年6月22日号