さて、ベッキーが地上波のレギュラーに復帰できない理由の一つに「ベッキーが出ている番組は、親子視聴の番組ばかりだから」というのがあった。それは、個人視聴率でいうF2(35~49才の女性)と、C(チャイルド)やT(ティーンエージャー)の“親子”を指している。
“母”の主な意見は、「ベッキーを出演させるということは不倫を肯定するということなのか」「子供たちに説明がつかない」というのが代表的で、それは“降板”という判断を下さないテレビ局に対する批判だった。
ベッキーはスタッフにも共演者にも評判がいい子だっただけに、“現場”は悩んだし、混乱したものだ。が、“ベッキー復帰”にいち早く動いた『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)への“お叱り”の数の多さが物を言った。あの中居くんをもってもひっくり返せなかったベッキーへのバッシングは、いまからすれば、やはり異常なことだったと言えよう。
この間、陰でベッキーを支えていた芸能人は、ヒロミを始め、実は少なくないし、「レギュラーにこだわらず、新たな仕事をどんどんしたらいい」と応援するテリー伊藤氏のような人もいたが、完全復帰に繋がることはなかったのである。
が、騒動後初の恋愛報道の相手は巨人の2軍コーチ。巨人と言えば日本テレビ。そこには、『火曜サプライズ』や『スッキリ』というレギュラーをもち、“読売”テレビの『ベストヒット歌謡祭』で宮根誠司氏と共にMCを務める“二人”の味方、ウエンツ瑛士がいるうえ、もしもこのまま交際がいい方向に進んでいけば、スポーツ局も動き出しそう。
今回の報道が、一部で「ひじょうに戦略的」との見方がある背景には、私のように、巨人→日本テレビ→読売テレビ…と想像を膨らませる人がいるからなのかもしれない。
いずれにせよ、日本テレビ、読売テレビ、そして西武ライオンズと縁がある文化放送は、ベッキーと片岡氏の行く末を応援しているだろう。氏が「すごくモテる」というのは気になるけれど、ベッキーには心から幸せになってもらいたいと思う。もろもろ、空気や流れが変わってきているのも間違いないようなので…。