「次期理事長を狙う春日野親方(元関脇・栃乃和歌)は、同じ出羽海一門の関脇・御嶽海の快進撃にご満悦。弟子の栃ノ心ともども協会の看板力士に育ってくれれば一気に勢力拡大を図れます。対抗は協会ナンバー2の尾車親方(元大関・琴風)で、二所ノ関一門の高安になんとか初優勝させたい。土俵の充実がないまま、角界勢力図の書き換えにばかり力を入れているように見える」(ベテラン相撲担当記者)
揚げ句、上位陣のいない場所で優勝した力士が次の横綱・大関候補となる──そんなことを続けていれば、この国技に未来はない。
※週刊ポスト2018年8月3日号