国内

池江璃花子に対するアレコレ発言について思ったこと

オバ記者が池江選手への発言に思うこと(時事通信フォト)

 女性セブンの名物記者“オバ記者”こと野原広子(61才)が、世の中で起きる事象に対して、思うがままの意見をぶつける。

 * * *
“言霊(ことだま)”といって、言葉には魂が宿っているから、不用意なことをいうもんじゃない、と自らを戒めているうちはまだいい。でも、誰かの発言を乱暴につまみ上げて、みんなで滅多打ちする世の中って、窮屈じゃないかしら?

 日本競泳界のエース・池江璃花子選手(18才)がツイッターで発表した「白血病と診断されました」の衝撃が収まらない。これほどのことが起こると、自分の受けたショックを和らげたくてか、有名人の言動に注目が集まるけど、今回ほど波紋を呼んだことはあったかしら。

 たとえば、自身のがん体験を悲痛な顔で話した後の次のコーナーで大笑いした元アイドルには「久々のテレビ出演がそんなにうれしい?」とあらぬ方向から弾が飛んできた。

 また、“知性派”で通っていた大物女性キャスターは、番組進行で頭がいっぱいだったのか、つい口角をあげて笑いつつ、「回復を願うしかないですねえ」と軽~く言ったことでネットで袋叩き。

 失言はしていないのに「感情的に過ぎる」と言われているのが、あのお笑い芸人ね。相方を白血病で亡くしている彼が「応援していく。絶対に治ると信じるしかない」と熱く語ったことが、ある層の癇に障ったようで、医学的根拠のない激励が「何言っているの?」と評された。

 一周回って「叩きすぎた」と気の毒がられているのが、あの大臣。一連の発言の中で、「がっかり」「盛り上がりが若干下火にならないか心配している」という部分だけを報道されて大バッシング。挙げ句、謝罪、撤回にまで追い込まれたのはご存じの通り。

「本当に、そう、金メダル候補ですからねぇ。日本が本当に期待している選手ですからねぇ。本当にがっかりしております。やはり、早く治療に専念していただいて、がんばっていただきたい。また元気な姿を見たいですよ。そうですね。(中略)いやぁ、日本が誇るべきスポーツの選手だと思いますよね。我々がほんとに誇りとするものなので。

最近、水泳が非常に盛り上がっているときでもありますし、オリンピック大臣としては、オリンピックで水泳の部分をね、非常に期待している部分があるんですよね。一人リードする選手がいると、みんなその人につられてね、全体が盛り上がりますからね。そういった盛り上がりがね、若干下火にならないかなと思って、ちょっと心配していますよね。ですから、我々も一生懸命がんばって、いろんな環境整備をやりますけど。とにかく治療に専念して、元気な姿を見せていただいて、また、スポーツ界の花形としてがんばっていただきたい、というのが私の考えですね」

関連記事

トピックス

不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《スクショがない…》田中圭と永野芽郁、不倫の“決定的証拠”となるはずのLINE画像が公開されない理由
NEWSポストセブン
多忙の中、子育てに向き合っている城島
《幸せ姿》TOKIO城島茂(54)が街中で見せたリーダーでも社長でもない“パパとしての顔”と、自宅で「嫁」「姑」と立ち向かう“困難”
NEWSポストセブン
小室圭さんの“イクメン化”を後押しする職場環境とは…?
《眞子さんのゆったりすぎるコートにマタニティ説浮上》小室圭さんの“イクメン”化待ったなし 勤務先の育休制度は「アメリカでは破格の待遇」
NEWSポストセブン
女性アイドルグループ・道玄坂69
女性アイドルグループ「道玄坂69」がメンバーの性被害を告発 “薬物のようなものを使用”加害者とされる有名ナンパ師が反論
NEWSポストセブン
遺体には電気ショックによる骨折、擦り傷などもみられた(Instagramより現在は削除済み)
《ロシア勾留中に死亡》「脳や眼球が摘出されていた」「電気ショックの火傷も…」行方不明のウクライナ女性記者(27)、返還された遺体に“激しい拷問の痕”
NEWSポストセブン
当時のスイカ頭とテンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《“テンテン”のイメージが強すぎて…》キョンシー映画『幽幻道士』で一世風靡した天才子役の苦悩、女優復帰に立ちはだかった“かつての自分”と決別した理由「テンテン改名に未練はありません」
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
《ヤクザの“ドン”の葬儀》六代目山口組・司忍組長や「分裂抗争キーマン」ら大物ヤクザが稲川会・清田総裁の弔問に…「暴対法下の組葬のリアル」
NEWSポストセブン
1970~1990年代にかけてワイドショーで活躍した東海林さんは、御年90歳
《主人じゃなかったら“リポーターの東海林のり子”はいなかった》7年前に看取った夫「定年後に患ったアルコール依存症の闘病生活」子どものお弁当作りや家事を支えてくれて
NEWSポストセブン
テンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《キョンシーブーム『幽幻道士』美少女子役テンテンの現在》7歳で挑んだ「チビクロとのキスシーン」の本音、キョンシーの“棺”が寝床だった過酷撮影
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚することがわかった
女優・趣里の結婚相手は“結婚詐欺疑惑”BE:FIRST三山凌輝、父の水谷豊が娘に求める「恋愛のかたち」
NEWSポストセブン
タレントで医師の西川史子。SNSは1年3ヶ月間更新されていない(写真は2009年)
《脳出血で活動休止中・西川史子の現在》昨年末に「1億円マンション売却」、勤務先クリニックは休職、SNS投稿はストップ…復帰を目指して万全の体制でリハビリ
NEWSポストセブン
太田基裕に恋人が発覚(左:SNSより)
人気2.5次元俳優・太田基裕(38)が元国民的アイドルと“真剣同棲愛”「2人は絶妙な距離を空けて歩いていました」《プロアイドルならではの隠密デート》
NEWSポストセブン