近年、街中のBARやアミューズメント施設などで若者が熱中するほか、高齢者の気軽な認知症予防としても競技人口が増えている「ダーツ」。矢先をプラスチックなど柔らかい素材として安全性を高め、得点の自動計算機能を持つソフトダーツのマシンが普及したことで裾野が広がった。
ダーツをボードに投じて点数を競う単純なゲームだが、ゲームの種類によっては、中心部(ブル)だけでなく、狙った場所にダーツを命中させなければ負けてしまう高度な戦略や集中力が求められる。
ダーツマシンの進化も目覚ましく、ICカードで記録を残せたり、離れている相手とオンライン対戦ができたりする機種まで登場し、ダーツBARなどでは夜な夜な“マイダーツ”持参で腕前を競う人たちの姿を多く見かけるようになった。
ダーツには公式のプロライセンス制度があり、全国各地でトーナメント大会も開かれているが、当サイトは4月6日に池袋で開催された「SOFT DARTS PROFESSIONAL TOUR JAPAN」(ダーツライブ社公認)の開幕戦を取材した。
年間18戦ある同ツアーの賞金総額は、なんと1億2000万円(年間チャンピオンに輝くと別途ボーナスあり)。賞金獲得と上位ランキングを目指してプロたちの熱き戦いが繰り広げられているが、特に注目したのは、女子プロ選手たちの台頭だ。ここ数年で明らかに「レベル」が上がっている!
同ツアーには約280人の女子プロが登録しているが、いざトーナメントが始まると普段の明るい表情が一変、真剣そのものでピリピリした雰囲気が漂っていた。
プロダーツ界のアイドル、実力派のベテラン、仲良し姉妹、新人プロなど大会で見つけた美女プレーヤー12人を紹介しよう。
◆森田真結子(27歳/プロ歴6年目)
“マヨンヌ”の愛称で親しまれるダーツ界のNo.1アイドル選手。最近はダーツイベントやテレビ出演、ダーツBARの経営(東京・阿佐ヶ谷)なども忙しく、昨年はツアーに向けたコンディションを十分に整えられなかったと悔やむ。一昨年、昨年とベスト8が1試合の最高記録だ。「いろんな事を言い訳にしたくはないので、今年は1戦1戦大切に頑張ります!」(森田)
◆上原泰子(27歳/プロ歴4年)
ダーツ好き女子のコンテストでファイナリストになるなど、様々なメディアやダーツBARなどでダーツの楽しさを広める役割も担ってきた上原さん。「調子が悪い状態が続いても、ふと良くなるきっかけを見つけられるときがあるんです。それがダーツの一番の魅力です」(上原)。今年はトーナメントで入賞を目指したいと意気込む。