大磯まで来ると大磯ロングビーチを抱える「大磯プリンスホテル」は外せない。夏のレジャーというイメージであるが、最近ではスパ施設も誕生し、通年楽しめるリゾートホテルとして人気だ。
海を一望できる贅沢なロケーションを活かした温泉・スパ施設「THERMAL SPA S.WAVE」は、3階が温泉フロアで、大磯温泉を源泉とした湯が楽しめる。4階のスパフロアは「ウォーターエリア」「サウナエリア」「リラクゼーションエリア」で構成される水着着用のエリアだ。インフィニティプールは太平洋を一望しながら湘南の風を感じることができる。
今回紹介したいずれの施設もさすがに10連休の稼働は高く、すでに満室という日が多い。一方で湘南エリア全体を調べてみると、日を選べば宿泊可能な施設も若干見つけられた。
日帰りイメージの強い湘南であるが、宿泊施設も多様化の傾向が見られる。10連休に限らず、思い立ったらふらっと“湘南に泊まる”というホテルステイの楽しみも一興だろう。
●文/瀧澤信秋(ホテル評論家)