ネット通販大手のZOZOがヤフーに買収されることが発表され、それに伴い創業者の前澤友作氏が社長を退任した。高額なアート作品などを購入したことなどが「派手なお金の遣い方をしている」と受け止められ、時に世間の批判を浴びた前澤氏だが、その批判をどう受け止めているのか。プロインタビュアーの吉田豪氏の取材に答えた。
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──高額なアート作品を買って、その値段を公言したことで逆風が吹き始めた。
前澤:そういうお金を遣うなら災害支援に回せとか、アフリカの子どもたち何人がそれで救えると思ってるの? とか、そういうふうになっていくわけですよね。
──そっちもちゃんとやってる人ではあるんですけどね。
前澤:そっちもやってるんですけどね。逆にそんな事は言わないわけですよ、こういうボランティアに参加したよとか、こういう寄付をしたよとか、いちいち言ってません。そっちも言ったほうがいいんですかね? 最近は千葉の被災地に何度かボランティアに行って瓦礫の撤去とか手伝いにいっているんですけど、やっぱり現場作業すると燃えるんですよね(笑)。別に誰に知られたいわけでも全くないのに、現場に行った事が報道されちゃうと、偽善ぶりやがってとか。ジェットは50億円だか70億円なのに、寄付はたったの1億円か、みたいな(笑)。
──ダハハハハ! けっこう払ってますよ!
前澤:本当にキリないですよ。