ライフ

腰痛対策&予防 食事、入浴、眠り方でやってはいけないこと

普段の生活で、腰痛予防は可能

 患者数が2800万人と言われる腰痛は、抜本的な治療法が限られるのが悩ましいところ。もしかしたら解消策は、病院や整骨院などではなく、日常生活のなかに見出せるのかもしれない。

 そこで、腰痛に関する最新の研究とともに、腰痛の名医たちに自宅での生活でも実践できる予防法を聞いた。まずは食事法から。

「体が消化しきれないほどの糖質を摂取すると、余分な血糖は軟骨の構成成分であるコラーゲン線維に付着してAGEという糖化物質を作り出します。コラーゲンが糖化すると椎間板の筋繊維が劣化し、それが原因で腰痛を発症しやすくなります。米やパスタなどの糖質を控えめにして、肉や魚、卵などのたんぱく質を多く摂取することを勧めます」

 と話すのは、お茶の水整形外科院長で『カラダにOK!NG! 体操・動作・食事で「腰痛」は自分で治す』(ぴあ刊)の著書がある銅冶英雄氏だ。糖質の摂り過ぎは体重増にもつながり、腰に負担をかける。たんぱく質を摂取し、腰を支える筋肉をつけることが腰痛予防につながる。

 高木病院副院長で整形外科部長兼脊椎外科センター長の宮本洋介氏は、筋力に加えて、骨を強化することも重要だという。

「高齢者の場合、腰痛の原因が骨粗鬆症にあるケースは多いので、予防のためにカルシウム、ビタミンD、ビタミンKを摂ることが大切です。カルシウムは牛乳、チーズ、ビタミンDは青魚、ビタミンKは葉物野菜から摂れます」

関連記事

トピックス

氷川きよしが紅白に出場するのは24回目(産経新聞社)
「胸中の先生と常に一緒なのです」氷川きよしが初めて告白した“幼少期のいじめ体験”と“池田大作氏一周忌への思い”
女性セブン
公益通報されていた世耕弘成・前党参院幹事長(時事通信フォト)
【スクープ】世耕弘成氏、自らが理事長を務める近畿大学で公益通報されていた 教職員組合が「大学を自身の政治活動に利用、私物化している」と告発
週刊ポスト
阪神西宮駅前の演説もすさまじい人だかりだった(11月4日)
「立花さんのYouTubeでテレビのウソがわかった」「メディアは一切信用しない」兵庫県知事選、斎藤元彦氏の応援団に“1か月密着取材” 見えてきた勝利の背景
週刊ポスト
多くのドラマや映画で活躍する俳優の菅田将暉
菅田将暉の七光りやコネではない!「けんと」「新樹」弟2人が快進撃を見せる必然
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 小沢一郎が吠えた「最後の政権交代を実現する」ほか
NEWSポストセブン