「授業も同じです。教員には、“なぜ生徒が自分の授業を聞かないのか”、それは自分の教え方に問題があるのではないかと考えてほしい。同時に生徒には、叱られるから騒いではいけないのではなく、どうして騒いではいけないのか、自分で考えてほしいのです」
西郷さんが校長に就任した当時の新入生が卒業する頃には、学校を落ち着いた雰囲気が包むようになっていた。
この朝礼の見直しを契機に、理不尽で意味のない校則の一つひとつを見直し、2016年、ついには全廃した。
撮影/浅野剛
※女性セブン2019年11月28日号