【Q:救急車はどんなときに呼べばいい?】
そもそも、どのようなときに病院に行けばいいのかというと、これまで経験したことのない強さ、種類(ジンジン、ズキズキなど)、場所の痛みを感じたときです。
では、救急車を呼ぶのはどのようなときでしょうか。一刻を争う病気で言えば血管系です。
たとえば心筋梗塞はすごく重苦しく圧迫感のある痛みに襲われると言います。大動脈解離などの場合は痛みが短時間で移動し広がることもある。クモ膜下出血などは頭をバットで撲られたような激しい痛みです。そういう痛みがある場合は救急車を呼びましょう。
ただ、激しい痛みであっても、尿管結石などの場合は命に別状はありません。痛み止めを処方するだけ。こうした軽い病気の場合は前項の通り、診療時間内に再度診察を受けなければならなかったりするので、救急車を呼ぶかどうか迷ったときは「救急利用リーフレット(総務省消防庁)」を参考にしたり、市町村の救急相談窓口「♯7119」に電話して相談することをお勧めします。
【Q:救急車は手ぶらで乗っても大丈夫?】
救急車を呼ぶときは本人もご家族も気持ちが動転しており、履物やいつも使っている杖、上着などを持たずに乗り込んでしまうことがあります。
ただ、救急搬送された患者さんのほとんどはその日のうちに帰宅するため、履物や杖がないと帰れない。また、治療費や帰りの交通費などにお金がかかるのでお財布も忘れずに持って行きましょう。