芸能界には、年末年始に結婚や離婚のニュースが集中する“トレンド”がある。ワイドショーなどの情報番組が放送を休むため、露出を避けたい芸能人が、このタイミングを選ぶ。今回、最も世間を驚かせたのは、慌ただしい2019年の大晦日に離婚した木下優樹菜(32才)とフジモンことFUJIWARAの藤本敏史(49才)だろう。
「お笑い芸人にとって離婚はネタにもなる。あえてこのタイミングにしたのは、笑いに変えられない事情があったからでしょう」(芸能関係者)
ふたりは2010年8月に結婚。おしどり夫婦として知られ、2012年に長女を、2015年には次女を出産すると、木下はママタレントとして、藤本はイクメン芸人としての顔も持つようになった。
誰もが羨む理想の“フジモンファミリー”に、近年はほころびが見えていたという。
「長女が小学校受験をする際に、進学先を巡って衝突することが増えたそうです。お受験を考えていた優樹菜さんと、幼稚園からエスカレーター式に上がれるインターナショナルスクールのままでいいという藤本さんとで意見が割れた。これまでは17才年上の藤本さんが一歩引いて接していたけど、子供のことをきっかけに藤本さんは何につけても優樹菜さんに、文句を言うようになっていたんです。
けんかが増え、時には罵声が飛び交うようになると、優樹菜さんは彼の言動を“モラハラ”だと感じるようになっていったといいます。決定打となったのは1年ほど前の大きな衝突。互いに手が出るようなけんかになり、DVとも取れるほど激しかったようです。そこから本気で離婚について話し合い、マンション内別居も始まりました」(木下の知人)
だが、2019年の8月28日、9回目の結婚記念日となったこの日、木下は自身のインスタグラムに、仲睦まじい夫婦の写真をアップした。
「子供のことを考え、やり直すという可能性もあったんです。そんな中、タピオカ恫喝騒動が起きました」(前出・木下の知人)
これは、2019年10月、タピオカドリンク店の店長のA子さんと、そこで勤務していた木下の姉との間で起きた、給料の支払いなどを巡るトラブルを発端とした騒動だ。木下が姉に代わって「ウチら怒らせたらどうなるか教えてやろうか?」「事務所総出でやりますね」などとダイレクトメッセージを送信したところ、この文面をA子さん側がSNSで公表。攻撃的な文面が明らかになったことでインターネット上で大炎上したのだ。
木下としては姉を援護したつもりだろうが、バッシングは止まず。その後、木下は芸能活動を休止。夫の藤本の仕事にも影響が出たとされた。